ソーシャルビッグデータをベースにした市場調査やプロモーション、越境EC支援などを行うトレンドExpressは、中国・長沙市を中心とした内陸部に営業地盤を持つ、湖南奇樹網絡科技有限公司と事業提携。同社が展開するO2O型販売を行う海外ブランド化粧品専門店「SN‘SUKI」にて、日本商品を販売する新たな越境ECサービス支援事業を開始する。
提携第1弾として、ウェーブコーポレーションが手掛けるスキンケア商品「Spa treatment」をSN‘SUKIの実店舗10店に展示し、ECサイトでの販売を行う。
サービス展開の背景
近年の中国EC市場のめざましい成長に伴い、日中間の越境EC市場の規模は今後も数年にわたって10~15%程度の成長が見込まれる。トレンドExpressは、日本企業約300社の中国マーケティング支援を実施してきた経験を活かし、今回の事業提携を実現。中国内でも特に経済成長の著しい内陸部の新1線都市・2線都市を中心に、よりローカライズした販促・プロモーション展開が可能となる。
SN‘SUKIの特徴
1)リアル店舗ならではの、店舗スタッフによるカウンセリング・商品体験を提供
日本の百貨店の化粧品売り場で行われているカウンセリング販売をよりカジュアルな形で展開。ECのみではできない商品体験と、販売員によるカウンセリングを通じた情報提供により、消費者へのブランド認知やエンゲージメントを高める。
2)店舗で越境EC購入に誘導し、日本限定商品など中国国内未発売商品も販売可能に
SN‘SUKI店内の商品にはQRコードが付けられ、ECサイトでの商品購入を促進する。顧客が購入した商品は、日本や中国国内の保税区から中国の消費者に直送することで、中国での販売手続きが未登録の日本限定商品なども販売できる仕組みとなっている。
3)WeChatなどのSNSを駆使し、ブランド認知促進と店舗集客を図るO2O型販促活動を展開
SN‘SUKIのWeChatアカウントから、商品内容に関する情報やキャンペーン情報を定期的に発信。店舗イベントなども開催することで、来店を促すさまざまな仕掛けを展開することが可能。