LINEは、コミュニケーションアプリ「LINE」およびLINE関連サービスを活用した各種法人向けサービス「LINE Biz-Solutions」において、LINE公式アカウントの新プラットフォームの提供を開始。LINE公式アカウントとLINE@の完全統合を開始したことを発表した。
今回の統合により、従来LINE@を利用している企業・店舗は順次LINE公式アカウントへの移行が可能になり、またオンラインでのLINE公式アカウントの新規開設も可能となる。
LINE@の既存プランからの移行は段階的に実施され、2019年9月末までにすべてのLINE@アカウントの移行が完了する見込み。なお、グローバル各国においても同様に、新プラットフォームの提供、およびオンラインでのLINE公式アカウントの新規開設が開始される。
ターゲティング配信など、従来制限のあった機能がすべてのプランで利用可能に
統合後の新「LINE公式アカウント」では、料金プランの改定のほか、これまでは有料プランでの利用に限られていた「リッチメッセージ」や「ターゲティングメッセージ」などの機能がすべてのプランで利用可能になる。
また、これまではLINE@のみで提供してきた、ユーザーとのOne to Oneコミュニケーションが可能な「LINEチャット」(LINE@の「1:1トーク」より改称)や、複数人とのコミュニケーションが可能な1対複数のチャットなど、アップデートされた機能を各企業・店舗のニーズに合わせて利用できるようになる。
ユーザー個々人のニーズに合わせたコミュニケーションを実現する機能拡充
また、LINE公式アカウントでは、ユーザー個々人のニーズに合わせたメッセージ配信を実現するため、以下のような機能追加も予定している(2019年夏以降順次実装予定)。
- 複数のクリエイティブを入稿して検証し、ユーザーセグメントに合わせたメッセージの最適化を実現するA/Bテスト機能
- ユーザーの興味や関心、行動特性に応じた最適化が行えるよう、メッセージの閲覧履歴を活用したリターゲティング・メッセージ機能
- LINE公式アカウントの配信内容や「友だち」への推奨度に関するユーザーの評価を、即座にかつ定期的に確認し、運用改善に役立てることのできるユーザーフィードバック機能
また、LINE公式アカウントからのメッセージ配信の結果や、店頭販促プラットフォームであるLINE Sales Promotionの実施結果を、運用型広告「LINE Ads Platform」の広告配信に活用するなど、LINEの法人向けサービス「LINE Biz-Solutions」の各種プロダクトを横断した取り組みも可能になる。