電通は、海外本社「電通イージス・ネットワーク」を通じて、ドイツでテレビ広告やオンライン動画広告の媒体プランニング・制作・効果測定などのサービスをワンストップで提供しているマーケティング会社「Videobeat Networks GmbH」(本社:ドイツ・ハンブルク、以下ビデオビート社)の株式70%を取得すること、および今後完全子会社化するオプションを当社グループが有することにつき、同社株主と合意した。なお、本件買収の実現には、ドイツ規制当局の承認が必要となる。
2011 年に設立されたビデオビート社の特徴は、オンライン動画広告の効果測定と同様の指標で、リアルタイムにテレビ広告の効果を把握できる独自のプラットフォームを有している点である。広告主の自社サイトへの誘導やコンバージョンなどの指標を設定し効果を測定することで、メディア戦略やCM内容の修正を図り、ROI を最大化している。
ビデオビート社は、ハンブルク本社のほかドイツではベルリン、またロンドン、パリ、ニューヨークにもオフィスを構え、テレビやオンラインの複数機器にまたがって動画を活用するマーケティングサービスの高度化を推進している。
今後電通は、ビデオビート社と欧州に展開するグループ各社を連携させて、シナジー効果を生み出すことで、成長戦略を加速させていく。