SAPジャパンは、CRMを刷新する新しいアプリケーションスイート「SAP(R) C/4HANA」を発表した。
SAP C/4HANAは、営業のみに焦点を当てていた従来のCRMソリューションを刷新し、すべてのボトルネックを排除し、最良の顧客体験を実現する。
本ソリューションは、SAPの次世代ERPである「SAP S/4HANA(R)」と連携し、「顧客フロントオフィスソリューション」と「バックエンドソリューション」との境目をなくしたことで、エンド・ツー・エンドでひとつの顧客体験を提供する。たとえばエンドユーザーは、どんなチャネルで顧客と接しても、一貫した顧客体験を得ることができ、マーケティング業務から配送納品業務までの企業内プロセスにおいても、不快に感じない顧客体験を得ることが可能となる。
SAP C/4HANAは、インテリジェントテクノロジーであるSAP(R) Leonardoの新しい機械学習機能と連携することができる。そのため、たとえば消費者のプロファイル情報と人気商品の傾向を過去データから学習し、ECサイト上でおすすめの商品を自動的に提案したり、過去商談の受注/失注をデータから学習し、自動的に販売予測を行うこともできる。
これまでSAP Hybrisというブランド名で市場に提供していたこれらのクラウドソリューションとSAPのコマース&カスタマーエンゲージメント部門は、SAP Customer Experience部門へと統合され、一貫性のあるブランドエクスペリエンスを実現する。