アリババグループでは、オンラインとオフラインを融合し、ブランド企業およびユーザーに新たな消費体験を提供する「ニューリテール戦略」を推進している。「Tmall 618 Mid-year Shopping Festival」はこれまで、オンラインを中心に開催されていたが、ニューリテール戦略によりオンラインだけでなく、オフラインの店舗も参加することが可能になった。
これにより、オンラインとオフラインが連動した70以上のニューリテール商圏、オフラインの300以上のブランド、10万店以上のTmallスマート店舗及び銀泰百貨店、大潤発スーパーや盒馬鮮生など、アリババ傘下の商業施設が参加。6月18日の1日で 7,000万人以上の消費者がオフライン店舗を訪れた。
中国で最大規模のスーパーマーケット「大潤発」は、オフライン店舗の商品をアリババのECプラットフォーム「淘宝」アプリ上で購入できるよう100店舗を改築し、注文から1時間以内での配送を実現している。
今回のTmall 618 Mid-year Shopping Festival期間中、コスメやデジタル機器、食品、保険商品の売上は前年⽐ 100%以上の増⻑となり、ラグジュアリーブランドやアパレルは400%以上、美容機器やペットフードは 500%以上の売上増⻑を記録した。
また、本セールにおける Tmallでの日本ブランドの売上は昨年より80%増加し、Tmall Global における日本ブランドの売上は昨年3倍にまで増加。さらに越境ECにおける国別の売り上げでは、日本が売上高1位を獲得している。
様々な日本ブランドの中でも、美容関連製品、ベビー用品の人気が高く、化粧水カテゴリー全体の売上は昨年の8倍、おむつの売上は2倍を記録した。ドクターシーラボは本セール期間で前年⽐ 184%増を達成。さらにカルビーの海外旗艦店も、前年⽐ 1229%増となっている。