平成29年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は16.5兆円で、前年比9.1%増となった。
平成28年から、CtoC-EC市場規模推計も実施している。平成29年のネットオークション市場規模は、1兆1,200億円(前年1兆849億円、前年比3.2%増)であり、このうちCtoC部分は3,569億円(前年3,458億円、前年比3.2%増)であった。
また、フリマアプリ市場規模は4,835億円(前年3,052億円、前年比58.4%増)に急増しており、フリマアプリが初めて登場した2012年からわずか5年で5,000億円弱の巨大市場が形成されたことになる。
平成29年において、日本・米国・中国の3か国間における越境ECの市場規模は、いずれの国の間でも増加した。特に、中国消費者による日本事業者からの越境EC購入額は1兆2,978億円(前年1兆366億円、前年比25.2%増)、米国事業者からの越境EC購入額は1兆4,578億円(前年1兆1,371億円、前年比28.2%増)となり、中国消費者による越境EC購入額の拡大が目立っている。