ANAは、航空券の空席照会や購入などが行える「ANA SKY WEB」、 会員サイト「ANAマイレージクラブ」などのサイトを運営。コンテンツのリッチ化、マルチデバイス対応を進めていたが、結果としてページサイズが増加し、サイトレスポンスが悪化する事態が起きていた。コンテンツのクオリティ維持とレスポンスの向上を両立させることが課題となっていた。
今回採用したアカマイの「Image Manager」は、デバイスやアクセス環境に応じてユーザーに配信するバイト数を削減することで、画像を自動的に最適化する製品。
ANAの業務プロセス改革室 企画推進部 情報セキュリティ・基盤戦略 チームの森下高弘氏は、以下のようにコメントしている。
「導入後は画像のサイズが目に見えて減り、 レスポンスも体感できるレベルで向上しました。実際に欧州出張の際にサイトのパフォーマンスを計測すると、画像サイズは40%~60%程度削減し、 画像読み込み時間も15~25%の範囲で短縮できていました。さらに運用面 においても、画像制作の外注先に細かな指示を送る必要がなくなったほか、 以前は通信ログを監視してアクセスが増えるごとにマーケティング部門 にその原因を確認していましたが、それも不要になりました。まったく 手間がかからない点が、非常に助かっています」