ドコモは、センサをはじめとする様々なIoT機器から取得した情報を、IoTに最適な無線技術「Low Power Wide Area(以下、LPWA)」通信で集約し、低カテゴリLTE通信でクラウドへ送信する機器である、LPWA対応IoTゲートウェイ機器を開発。実証実験(以下、本実験)を開始した。
ドコモは、様々なIoT機器から情報を集約するための規格が複数存在することを背景に、今後もさらに無線機器の技術革新の登場を見込み、より柔軟なIoTサービスへ対応する機器の開発の有用性を検証する方針だ。
本実験では、LPWA通信を含む異なる規格の複数の無線通信からの情報を、自営網として構築したネットワーク内で集約し、低カテゴリLTE通信で、公衆網にてクラウドへ情報を送信することが可能なIoTゲートウェイ機器の有用性・実現性を検証する。また、今後異なる複数のLPWA通信に対応したIoTゲートウェイ機器の提供を視野に入れた開発を実施していく方針だ。
本実験を通じ、ドコモは2017年度中にLPWA対応のIoTゲートウェイ機器に適用可能な低カテゴリLTE通信技術を同社ネットワークへ導入することを指す。