ユーグレナ社は、韓国大手食品グループの日本法人である大象ジャパンから、クロレラサプライの発行済株式の100%を取得し、子会社化すると発表した。
ユーグレナ社は、微細藻類ユーグレナ(和名、ミドリムシ。以下、ユーグレナ)を活用した機能性食品や化粧品などの製造販売を行うヘルスケア事業などを展開。また、グループ会社の八重山殖が生産する微細藻類クロレラ(以下、クロレラ)を活用した、機能性食品の製造販売なども行っている。
クロレラサプライは、クロレラを中心とした機能性食品の通販事業を展開しており、累計顧客数は58万人を超える。また、機能性食品の製造工場とコールセンターを自社で保有しており、仕入れた原料の加工から商品の製造販売までを、一貫して行うことが可能な体制を有している。
本株式取得により、ユーグレナ社はクロレラサプライの顧客基盤を活かし、商品のクロスセルを進めることが可能となる。また中期的には、現在クロレラサプライが外部から購入しているクロレラ原料粉末を、八重山殖産が生産するクロレラ原料粉末に変更することで、グループ内取引による連結上の収益化が期待される。