ミズノでは、グローバルビジネスの拡大と国内事業基盤の強化を目指し、経営のスピード化、ビジネス可視化に貢献するIT基盤の構築を目指している。2013年から、オラクルの「JD Edwards EnterpriseOne」と「Oracle Exadata」の組み合わせによる基幹業務システムを運用してきた。
今回、さらなるグローバル展開の強化を図るため、既存の「Oracle Exadata」のアップグレードによりIT基盤を刷新することを決定。さらに、今後の新サービス提供を見据え、開発検証および災害対策を目的に「Oracle Exadata」を追加採用。そして、新サービス開発向けの開発・検証環境として、オラクルのPaaSである「Oracle Cloud Platform」製品群を合わせて採用した。
ミズノが取り扱う品目は、多様で何十万という膨大な量に上る。リアルタイムな在庫管理と短時間での大量の受注出荷処理を実現できる、強力なIT基盤が必要とされる。
今回のアップグレードにあたっては、「Oracle Exadata」の「JD Edwards EnterpriseOne」との親和性と、従来のメインフレーム・システムと同等のトランザクション処理を安定的に支えてきた処理性能、高可用性および拡張性が評価されたとのこと。
最新版の「Oracle Exadata」は、アップグレード前の機種に比べて約32倍のフラッシュ容量を有し、オンライン・トランザクション処理(OLTP)をさらに高速に実行して、信頼性を向上できる。