JTB総合研究所は「居住地別(沿岸部・内陸部)に見る中国人旅行者の旅行動向」の調査研究を発表。日本への旅行予定がある中国人に対し、EC利用実態についても調査を行った
全体の半数が「ネットショップを利用するようになり以前よりも海外の商品を購入するようになった」と回答。また27.9%が「上海にオープンした中国人専用の海外旅行帰国者用免税店に行ってみたい」と回答した。
「ネットショッピングで外国製品が安く買えるので海外旅行では買い物が減る/減った」が13.2%、「ネットショッピングで外国製品が安く買えるので海外旅行には行かなくていい」が10.7%となり、日本での爆買いが落ち着いているのは、中国政府の内需拡大政策による海外で購入した商品に対する関税引き上げだけでなく、越境EC推進による影響もあると言えるだろう。
【調査概要】
調査手法:インターネットアンケート調査
調査期間:2016年9月9日(金)~9月14日(水)
対象者:以下にあげる中国の都市に在住する20歳以上の中国人男女1,969名(スクリーニング調査)から、3年以内に日本への旅行を計画している世帯年収12万元(約240万円)以上の対象者1,000名を抽出
沿岸部(上海、北京、広州、深■、福州、大連、瀋陽)居住:500名
内陸部(成都、重慶、長沙、西安、合肥、鄭州)居住:500名
※■印の文字は土偏に「川」