1935年に設立されたカート・サーモンは、マネジメント・コンサルティング・グループの子会社で、全世界で260名以上のコンサルタントを擁しており、日本、米国、ドイツ、英国および中国に拠点がある。同社の強みは物流、サプライチェーン、マーチャンダイジング、製品企画、企業戦略、デュー・デリジェンスおよびオムニチャネルを活用した小売戦略の各領域における、業務戦略コンサルティングサービスだ。
アクセンチュアは、カート・サーモンを買収することで合意。今回の買収によって、アクセンチュア・ストラテジーは、世界有数の小売企業やプライベートエクイティ企業に対する戦略立案から効果の創出にいたるまでの一貫したコンサルティングサービスを強化する。買収完了後、カート・サーモンの社員はアクセンチュア・ストラテジーの小売業界チームに参画する予定。
アクセンチュアの戦略コンサルティング本部であるアクセンチュア・ストラテジーで小売業界向けサービスを統括するクリス・ドネリー氏は「小売業界は、急速に高まる消費者の期待や、業界の融合、参入障壁の低下といった数々の競争環境の変化に直面しており、自らが創造的破壊を促していくために戦略立案から効果の創出にいたるまでの一貫したソリューションを求めている。今回の買収を通じて両社のサービスを統合していくことで、アクセンチュア・ストラテジーは、小売業界におけるさらなる変革を支援する強力なサービスをお客様に提供できるようになる」とコメントしている。