2012年に米国カリフォルニア州ヴェニスに設立されたスタートアップが提供する「Dollar Shave Club」は、男性向けに髭剃り用替え刃を送ってくれるサービス。利用者は2枚刃、4枚刃、6枚刃の3種類のうち1つを選ぶことができる。月額料金はそれぞれ、3.5ドル、6.5ドル、9.5ドル(発送手数料込み)で、カートリッジが4~5個送られてくる。簡単に刃を取り付けられるハンドル部分は無料だ。プロモーション動画には、創設者でCEOのMichael Dubin氏が自ら出演している。
スーパーで買っておけば何週間かは持つけれど、いつかは切れ味が鈍くなる髭剃りの替え刃。定期的に購入する必要のある商品を、忘れることなく低価格で手に入れるのが、このサービスのメリット。さらに、髭剃り用のクリームやせっけん、ヘアスタイリング剤、日焼け止め、リップバームなど、周辺を固める商品もラインナップし、男性向けライフスタイルブランドとして展開。会員数は320万に達する。
7月20日、数多くのパーソナルケアブランドを持つユニリーバが、Dollar Shave Clubの買収を発表。髭剃りというカテゴリーを、スマートなライフスタイルブランドにをよって生まれ変わらせ、男性向けグルーミングビジネスに成長させた同社の2015年の売上高は1億5200万ドル、2016年には2億ドルに達する見込みだ。