大阪を拠点とするPALTACは、化粧品・日用品・一般用医薬品卸事業を展開している。今回、同社は、薬品卸である国薬ホールディングスが運営するECサイトを通じて、日本製品の販売拡大を図ると発表した。
国薬ホールディングスは有力国営企業を管理する「国有資産監督管理委員会」の傘下にある中国医薬集団総公司の中核子会社。株式会社PALTACの親会社であるメディパルホールディングスと医薬品流通分野にて2009年に包括提携している。
国薬ホールディングスが運営するECサイト「国薬直販」は「天猫国際(ECモール)」内にあり、品質の良い日本製品を中国全土に向けて販売することが容易になる。株式会社PALTACは化粧品に限らず、日用品・健康食品も併せて取り扱う予定。保税区では通常の中国輸出取引において必要とされる関税や許認可申請などのコストが緩和されるため、日本製品が広く現地消費者の手に届きやすくなる。