スマホを使った情報収集が増加
ジャストシステムが、20代~40代の男女602名を対象に行った「ファッションコマース利用動向調査」で、20~30代女性を中心に、ファッションアイテムの情報収集が「スマホ」にシフトしていることがわかった。
1年前と比べて利用機会が増えたファッションアイテムの情報収集ツールは、「スマホ・タブレットのWebサイト」(36.6%)、次いで「スマホ・タブレットのアプリ」(26.5%)となった。ともに、20代女性と30代女性で利用機会が増えたと感じている人が多く、「スマホ・タブレットのWebサイト」は、20代女性の49.5%、30代女性の43.8%が、「スマホ・タブレットのアプリ」は、20代女性の32.7%、30代女性の33.7%がそのように感じている(※)。
街や人もチェック
ショップなどから送られてくる情報のなかで、女性が最も反応するものは「LINEに届くクーポン」(28.1%)、次いで「郵送物(カタログ、DM)」(26.1%)、「スマホに届くプッシュ通知」(22.9%)で、カタログやDMといった紙媒体の郵送物も効果が高いことが明らかになった。
また、1年前と比べて、ファッションに関して影響を受ける人や情報に変化があったかを聞いたところ、「街中の素敵なディスプレイから影響を受ける機会が増えた」(13.9%)と回答した人が最も多い結果となった。
20代女性に限ってみると、「好きなブランドやショップのニュース」(29.7%)や「好きなブランドやショップからのSNS投稿」(26.7%)から影響を受ける機会が増えたと答える人も多い一方で、「街中の素敵なディスプレイ」(29.7%)や「街中のおしゃれな人」(25.7%)から影響を受ける機会が増えたと答える人も多く、リアルに実物を使ってコーディネイトされている媒体や人を参考にする人も多い(※)。
20代女性は過半数が「フリマアプリ」を利用
「アプリ」で購入するファッションアイテムを探す20代女性のうち、「総合ショッピングモール(楽天、Amazonなど)の公式アプリ」を利用する人が最も多く(70.0%)、「フリマアプリ」(55.0%)が続いた(複数回答あり)。
20代女性は、1年前と比べてアイテムの購入機会が増えた場所としても「フリマアプリ」を挙げる人が他の年代より多く(18.8%)、「フリマアプリ」を積極的に活用している人が多い(※)。
※ 「1年前よりも増えた」「どちらかというと増えた」の合計。
【調査概要】
調査名:『ファッションコマース利用動向調査』(前編)
調査期間 :2016年3月25日(金)~28日(月)
調査対象 :20代~40代の男女602名