アリババグループは2012年に1兆人民元を達成してから、流通総額を3倍にすることを目指してきた。今回、2016年3月に終わる会計年度において、アリババの中国における小売マーケットプレイスプラットフォームのGMV(流通総額)が3兆人民元(4760億ドル)を超えるとの見通しが発表された。同社のプラットフォームを中国の行政区とすると、その流通総額は中国の地方経済において6番目の規模となる。
しかし、アリババはこの数字に満足していない。さらなる成長のため、国内における質の高い成長と国内消費の拡大にフォーカス。販売流通のチャネルとしてだけでなく、マーケティングプラットフォーム、ブランドエンゲージメント、新規顧客獲得といった価値をマーチャントやブランドに提供するとしている。