中国以上の高成長が続き、人口の半分を25歳以下が占め、スマートフォンの販売は年間1億台のペースで増えているインド。EC市場の伸びも顕著で、ECトップ3社(フリップカート、アマゾン、スナップディール)のインド国内における2015年度のGMV(総取引量)は約1兆円と予想され、2016年度には約3倍の約2.7兆円規模になる見込みだ。
こうした状況の中で、日系企業ではECを通じてのインド進出ニーズが高まっているが、販売、物流、現地サポート構築など課題は多い。また、インドは小売の外資規制により、消費者に商品を直接販売するECが禁止されており、マーケットプレイス型のEC運用が必須になる(購入した物品の所有権が企業から企業へ移るBtoB業態は可能)。
今回、マイクロアドの連結子会社MicroAd India(所在地:インド、ニューデリー)が提供を開始した「マーケットプレイス型のインド越境ECパッケージ」は、インド越境ECをパッケージとして提供するもの。販売パートナーであるGIETL社の協力により、外資企業でも販売可能なマーケットプレイス型ECを提供するほか、アマゾンやフリップカートなど既存のマーケットプレイスを通じて販売することもできる、1社限定のマーケットプレイス型ECサイトの構築も可能だ。
また、輸入・販売業務はGIETL社、物流はKWEインド法人、EC構築や集客、CRM施策はマイクロアドが担当し、マーケットプレイス型ECに必要な業務をすべてパッケージにして提供する。決済については代引きにも対応し、オンラインペイメントに関しては現地のペイメント会社と契約することになる。