近年、日本国内でも数多くのハードウェア・ベンチャーが生まれ、付加価値の高いユニークな製品を開発しているが、商品化、流通・販売の段階で、ノウハウやリソース不足の壁に阻まれることが多い。
モノづくりのためのプラットフォーム「DMM.make」は、DMM.make AKIBAをはじめとした日本国内のハードウェア・ベンチャーの支援事業を行なってきたが、今回「DMM.make Distribution」部門を設立。日本のハードウェア・ベンチャーが作りだした製品を世界各国に流通・販売する事業を開始した。
世界への流通エリアは、アメリカ、EU、インド(提携会社)、ドバイ(提携会社)、中国、香港。インド、ドバイ拠点が中近東、アフリカの周辺国をカバーし、アメリカ拠点がカナダをカバーといった形で世界のほとんどのエリアを流通可能国としている。流通先には、日本国内の販売店(大手家電量販店、専門店、ECサイト等)も含まれる。
一方、流通サービスでは、国内外問わず、販売店が取り扱いの意向がある製品について、DMM.make Distributionが、輸入販売(日本総代理店業務)、並びに国内の小規模なハードウェアメーカー(ベンチャー企業が中心)の家電製品の卸し業務、カスタマーサポート業務などを行う。