ジュピターテレコム(以下J:COM)は、米国のベインキャピタル・パートナーズが投資助言を行う投資ファンドが、特別目的会社を通じて保有するジュピターショップチャンネル(ショップチャンネル)の全株式を取得し、同社の50%株主となる。同時にKDDIは、住友商事が保有しているショップチャンネル株式のうち5%を取得。これによって、住友商事の保有率は45%となる。
ショップチャンネルは、1996年11月に日本で初めて生放送を取り入れたショッピング専門チャンネルを開局し、現在は24時間365日生放送を実施している国内最大手のテレビ通販企業。ケーブルテレビや衛星放送等を通じ、無料で全国2871万世帯にて視聴可能となっており、年間売上高は1365億円と創業以来18期連続増収を続けている。
J:COM、住友商事、KDDIの3社は今後、新たな通販番組の開発やテレビとインターネットの両輪で新たな顧客層へのリーチを図る。また、KDDIはスマートフォンとテレビ通販を組み合わせた新サービスに挑戦するなど、ショップチャンネルの持続的な企業価値向上を実現する。