モバイルが快進撃を続ける
米アドビは25日、2015年のホリデーシーズンのオンラインショッピングに関する調査データの第一弾を発表した。11月1日~11月24日の間に、前年比8.5%増の270億ドルがオンラインで使われた。モバイル端末はオンラインショッピングで主要な役割を演じており、小売サイトへの訪問の46%がモバイル(スマートフォン35%、タブレット11%)から、総売上の24%にあたる63億2000万ドルがモバイル経由となっている。
消費者はここまで268億ドルを使っており、平均するとインターネットユーザー1人あたり98.10ドル。また、11月11日は中国のネット通販のイベントとして知られる「独身の日(Singles’ Day)」だが、この日、米国の売上記録を13億ドル5000万ドルで更新した。アパレルと電子機器で、予想を上回る平均20%の割引が行われたという。
ソーシャルメディアでの言及
ソーシャルで最も多く言及されたオンライン小売事業者はAmazonとeBayで、2000万以上のメンションがあった。これは実店舗のトップ5(Target、WalMart、Gap、H&M、Best Buy)の合計の2.5倍近くとなる。Amazonは、間もなく訪れる「ブラックフライデー」に関するものだけで10万以上のメンションがあったという。
米国では11月の第4木曜は感謝祭。翌日の金曜日は「ブラックフライデー」と呼ばれ、多くの人がクリスマスの買物を行う日として知られる。アドビの第2弾の調査データが注目される。