大日本印刷は「DNPパッケージ翻訳ARシステム(店頭用)」を開発。インバウンド対応のサービスとして日用品や食品メーカーなどに向けて、9月より運用を開始する。
単に文章を翻訳するのではなく、拡張現実(AR:Augmented Reality)技術を活かし、店内に設置されたタブレット端末に特定の商品をかざすと、中・英・仏・国語などの言語に翻訳されたパッケージが端末上に表示され、あたかも外国語で印刷されたパッケージを手にしているかのような臨場感を体験できる。
導入の際に、タブレット端末に翻訳された商品パッケージのデータを事前に登録。店頭に設置されたタブレット端末に商品パッケージの説明文などが記載されている部分をかざすと、パッケージの形状を読み取り、翻訳をパッケージ上に記載されているかのように表示する仕組みだ。あらかじめ翻訳したパッケージデータを表示しているため、正確な翻訳の表示が可能。さらに、店頭に設置されたタブレット端末を使用するため、スマートフォンを持たない人でも利用者できるメリットがある。