株式会社メルカリと株式会社駿河屋は、エンタメ・ホビー領域におけるグローバルコマースの推進および安心・安全な取引環境の構築を目的とした資本業務提携契約を締結したと発表。
これにより、メルカリの越境ECを含むグローバル展開やAIをはじめとするテクノロジーへの知見と、駿河屋が長年蓄積してきた商品カタログデータ・在庫・国内外の店舗網・鑑定力を連携。日本最大級の品揃えと、安心・安全な取引環境の構築を実現していくほか、オンラインとオフライン店舗を組み合わせた「グローバルOMO(オンライン・オフライン連携)」を推進。エンタメ・ホビー商品の流通にとどまらず、日本ならではのリユース文化や多様な商品を通じた体験価値を世界へ届け、新しい価値循環の創出を目指すとしている。
メルカリ・駿河屋による資本業務提携の主な内容
1. メルカリと駿河屋の在庫連携による日本最大級のエンタメ・ホビー商材の品揃えを実現
メルカリのマーケットプレイス上に駿河屋の全商品を連携。これにより、エンタメ・ホビー領域における商品ラインアップを日本最大級規模へと拡大する。なお、自社ECサイト「駿河屋.jp」と「メルカリ駿河屋店」では全商品を同一価格で購入できるようになっている。
2. グローバル市場における販路の共同構築とOMOの強化
メルカリグローバルアプリ上で駿河屋の公式ECサイトを展開することで、世界中のユーザーにエンタメ・ホビー商材の購入ができる環境を提供。2社のアセットを活用し、日本のエンタメ・ホビーカルチャーの発信拠点となる「旗艦店」を国内外で展開するほか、オンライン(メルカリ/越境EC)とオフライン(駿河屋店舗)を連携させたグローバル規模でのOMOマーケティングの推進を目指す。
3. 駿河屋の商品カタログデータとメルカリのAI技術の融合による安心・安全な取引環境の構築
駿河屋が保有する約3,000万件の商品カタログデータおよびカタログ構築能力と、メルカリの取引データ・AI技術を連携した取り組みを推進するほか、駿河屋の「真贋鑑定ノウハウ」を活用した偽造品の排除など、適正流通に向けた取り組みを国内外にて推進。安心・安全な取引環境の構築を目指す。

なお、メルカリは本提携を起点に、エンタメ・ホビー領域からオンラインとオフラインを連携させた新たな循環型リユースモデルを推進する見込み。取り組みを深化させ、将来的には他商材・カテゴリーへの拡張も視野に入れているという。
一方、駿河屋はメルカリの開発能力やオンラインサービス運営力を最大限に活用し、信頼性の高い取引環境の整備やボーダーレスで安全な商流確立を実現。世界規模でのエンタメ・ホビー商材の循環と事業の飛躍的な拡大を強力に推し進めていくとしている。
