リテールメディア事業などを展開するフェズは、ホーユーのヘアカラーリングブランド「CIELO(シエロ)」の「シエロ カラートリートメント」において、リテールメディアソリューション「Urumo Ads(ウルモ アズ)」とYahoo! JAPANのビッグデータを活用した広告配信により、主要な広告指標が大きく改善したことを明らかにした。

施策の概要・流れ
分析対象者の抽出
「Urumo Ads」が連携する全国15の流通企業のID横断型購買データから、「シエロ カラートリートメント」を実店舗で購入した実績を持つユーザー群A・一般的な流通会員サンプルユーザー群Bを抽出。
集計・分析
A・Bのユーザー群について、LINEヤフー社の持つYahoo! JAPANユーザーの属性(デモグラフィック)や興味関心、検索動向などのデータをもとに、購買ユーザー群Aに特徴的なセグメントを分析。量と質を担保した広告配信に最適なセグメントCを特定。
施策実施
セグメントCに対し、「Yahoo!広告 ディスプレイ広告」を用いて広告を配信。比較対象として、一般的に親和性の高いと思われる「ヘアケア・サロン・美容」に興味関心があるセグメントDにも広告を配信。

施策の結果
興味関心で「ヘアケア」「美容」に関連する従来型セグメントに比べ、購買率が5.6%向上し、リーチ単価も28.6%改善した。また、購買CPAも30.2%の改善となった。

ホーユーでは、効率性向上のために精緻な購買データターゲティングに関心を持ち、2023年10月から継続的にUrumo Adsを利用している。今回の分析と広告配信により、売上に直結する購買指標で客観的な効果検証が可能となり、コンシューマーブランドにおける広告最適化の価値を確認できたとしている。