セブン&アイHDでは、グループ傘下のイトーヨーカドーが2001年に葛西店(東京都江戸川区)でネットスーパー事業を開始。事業を拡大し、現在は全国144店舗でサービスを展開。年間売上は 500億円規模となっている。
イトーヨーカドー店舗周辺を対象商圏としていたため、都心部には事業展開ができていなかったが、最近では、都市部での利用ニーズが高まっており、それに対応するため、今回の『ネットスーパー 西日暮里店』(東京都・荒川区)のオープンとなった。
同グループ初のネットスーパー専用店舗で、受注から製造調理、ピッキング、配送管理に至るまで全てシステムにより制御。また、全長約600mのコンベアや、専用ハンディターミナル も導入している。
商圏は周辺半径7km圏内、約118万人・67万世帯とし、 生鮮・一般食料品、衣料品、住関連品約 10,000品目を取り扱う。出荷件数は、既存店舗の約5倍となる最大2,000 件まで対応可能。近隣のイトーヨーカドー店舗の受注対応の補完サービスも実施する。
今回の『ネットスーパー 西日暮里店』は、同グループの「オムニチャネル 」における事業拠点の1つとして捉えているとのこと。