主力事業である「ケンコーコム事業」は、売上高159.6億円で前年比7.4%減、営業利益は7,400万円で63.1%減となった。2014年1月度から楽天から引き継いだ日用品サイト「楽天24」の売上高は30億円、営業損益が2.6億円となっており、全体の営業損益の8割程度を占める。
これに対し、同社代表の橘田尚彦さんは、「楽天24は成長フェーズであり、投資をしている段階だが、堅調に伸びている。ケンコーコム事業で予算が達成できず、カバーできなかった」とコメント。
「ケンコーコム事業」には海外も含まれ、中国が主軸に。11月にアリババが1日で1兆円売り上げた「独身の日」では、ケンコーコムも売り上げを伸ばしたとのこと。
ほかにも、「ドロップシップ(売上高13.7億円)」 、「メディア(同1.3億円)」、「ドラッグ・ラグ是正支援(同3.3億円)」事業があり、とくに利益率の高いメディア事業を積極的に伸ばしていく考え。また、スマートフォンで薬を予約する「ヨヤクスリ」事業も始めており、将来に向けて投資しているとのこと。
2015年度は、「ケンコーコム事業の商品数を増やす」「楽天グループ会社であることを活かし、成功事例を取り入れていく」などをあげ、医薬品という専門性の高い分野と日用品という競合の多い分野、両方を主軸にし、伸ばしていくと述べた。