中小事業者の店舗運営を支えるプロダクトを提供するSTORESは、記者向けに新プランの発表会を実施した。今回発表となった新プランでは、あらゆる業種・業態の店舗のシステム選定・導入・運用に関する煩雑さを解消するとともに、シンプルに活用できることを目指し、月額3,300円でネットショップやキャッシュレス決済、POSレジなど7つの機能をプラン内で提供する。

これまでSTORESは「STORES ネットショップ」や「STORES 決済」など、個別でサービスを提供してきたが、今回の新プランの提供に合わせてサービスを統合した(一部はオプションプランで提供)。新プランの提供により、店舗運営に必要なサービスがパッケージ化されるため、必要なタイミングで好きなサービスを導入することができる。また、従来のSTORESサービスを個別契約した場合に比べ半額以下の試算になるなど、圧倒的な低価格を実現した。
その他にも、契約・請求が一括となる、管理画面やデータが集約される、サポート窓口も一つになるなど、これまで煩わしかった部分が新プランによって改善された。

今回の新プランでは、月額3.300円のスタンダードプランに加え、月額0円のフリープランも用意。フリープランだと決済端末が有料、決済手数料が2.48%からとスタンダードプランの1.98%からに比べて高額、一部機能の制限ありなどのデメリットはあるが、手軽にSTORESのサービスを導入できる内容となっている。
両プランともに中小事業者限定となっており、規模や売上が大きい事業者に関しては特別な料金体系を用意しているという。
STORESの代表取締役社長を務める佐藤裕介氏は発表会の中で、新プランについて「中小企業に特化し、一番安くて間違いないものを目指す」と語った。

同社は今後、事業者の資金繰りや事業投資を支援する新サービスの提供を計画しており、そのサービスも新プランに追加することを視野に入れている。その他にも、現在提供している以外のサービスも随時追加していく予定であることを明らかにした。