ファンケルは2024年6月14日の取締役会で、キリンホールディングスによる同社の普通株式および新株予約権に対する公開買付けに賛同し、自社株主に対して応募を推奨すると発表した。また、新株予約権者については、応募の判断を各自に委ねることを併せて決定している。
同決議は、キリンホールディングスが同公開買付けと手続きを行った後にファンケルを完全子会社化し、株式の上場を廃止することを前提としている。
両社は、2019年に資本業務提携を行い、健康課題の解決を通じて世の中に貢献するというビジョンの共有や、商品開発、チャネル・インフラ、人材交流など、様々な分野でシナジーを生み出してきた。今回の買付けが成立することで、両社はノウハウや技術情報などの共有やシナジー効果の最大化を短期間で実現し、国内外の顧客に新たな価値の提供が可能になるとしている。