Roktは、ゼビオコミュニケーションネットワークス(以下、ゼビオ)が、総合スポーツショップ「SUPER SPORTS XEBIO」を含む4つのECサイトで、RoktのEC事業者向けテクノロジーソリューション「Rokt Ecommerce」を導入したと発表した。
これによりゼビオは、各ECサイトで顧客が購入を完了した直後に、一人ひとりの顧客に関連性の高い外部広告主からのオファーを提示可能となった。パーソナライズされた顧客体験の実現とともに、広告収入という付帯収益を創出できる。
新たな収益源の獲得のため、ECサイトをメディア化して広告収入を生む「リテールメディア」型広告の導入を検討していたゼビオ。一方で、外部広告主によるオファーを表示することで、購入見込みがある顧客の離脱、ブランドロイヤリティの低下を招く可能性を懸念していた。
Rokt Ecommerceは、購入確認画面上でオファーを提示するため、顧客の離脱防止につながるとのこと。また、ECサイトで収集・所有するファーストパーティーデータを、Rokt独自のAI・機械学習技術を通じて分析することで、各顧客にとって関連性が高いオファーを提示する。
ゼビオは、2023年12月から「SUPER SPORTS XEBIO」「Victoria Golf」「Victoria L-Breath」 「Victoria Surf&Snow」の4つのECサイトで、段階的にRokt Ecommerceの導入を開始した。顧客体験への影響がないこと、実際の収益効果の大きさを確認した上で、2ヵ月かけて全購入者へオファーが表示できるよう配信を拡大した。
2023年12月から2024年2月までで、表示されたオファーに対する顧客からの平均クリック率は12%を達成している。また、広告による収益性を示すeCPM(広告1,000回表示あたりの広告収入)は、1万1,000円となっている。