エアークローゼットは、東京ソワールが運営する総合フォーマルウェアのレンタル事業「東京ソワールレンタルドレス」に対し、循環型物流プラットフォーム「AC-PORT」の提供を開始すると発表。
同連携は、持続可能な循環型社会の実現を目指すという両者の想いが一致し、実現したもの。2024年4月上旬より、エアークローゼットが「東京ソワールレンタルドレス」の物流領域「配送・返送・メンテナンス・在庫管理」を一気通貫で運営する。
複雑なオペレーションを「AC-PORT」に集約し、循環型ビジネスの物流工程を高効率化
モノをシェアするレンタル事業の運営では、レンタルアイテムが戻ってくる環流物流が発生するほか、戻ってきたアイテムの状態を管理し、クリーニングや修繕等のメンテナンスを実施し、再度レンタルできる状態にする工程が必要となる。
発送のみの一般的な物流に比べ工程や変数が多く、複雑なオペレーション管理が発生する点を、エアークローゼットが構築した独自システム・オペレーションのノウハウを反映した「AC-PORT」によって解消。導入企業の事業における、物流オペレーション全体の効率化を実現する。これにより、再在庫化までの時間(リードタイム)の短縮や在庫の回転数向上によるコスト削減・売上向上も見込めるとのこと。
「AC-PORT」は、今回のようなファッションレンタル事業の物流オペレーションだけでなく、クリーニング・メンテナンスといった返品再生機能の個別提供も可能となっている。ファッション以外の商材でも対応しており、2024年7月にはアウトドア用品のレンタル事業の運営業務を受託予定となっている。
加えて、同年7月には、同社が主力事業としている月額制ファッションレンタルサービス「airCloset(エアークローゼット)」の事業拡大および「AC-PORT」のニーズ拡大にともなう物流基盤の強化を目的に、物流拠点を「GLP ALFALINK流山6」に拡張移転することが決定しているとのこと。