Animoca Brands Corporation Limited(以下、Animoca Brands)の戦略的子会社であるAnimoca Brands(以下、Animoca Brands Japan)とKDDIは、Animoca Brandsが推進するWeb3プラットフォーム「Mocaverse(モカバース)」とKDDIの提供するメタバース・Web3サービス「αU(アルファユー)」のWallet事業連携などを含む基本合意書を締結したと発表。
Animoca Brandsは、世界各国でブロックチェーンゲーム・メタバース・DeFi・ウォレットなどさまざまな分野への投資や独自のWeb3エコシステムを構築する企業。Animoca Brands Japanはその戦略的子会社として、日本の知財やコンテンツ(IP)ホルダーのWeb3領域における世界展開を支援している。両社は現在Web3プラットフォーム「Mocaverse」を軸に、DIDやポイントシステムを活用した企業・サービス連携の推進も手がけている。
2023年3月からメタバース・Web3サービス「αU」を提供するKDDIは、NFTや暗号資産を管理できる「αU wallet」、NFTマーケットプレイス「αU market」をはじめ、メタバースでエンタメ体験や友人との会話を楽しめる「αU metaverse」、クラウドレンダリングで360度自由視点の音楽ライブを楽しめる「αU live」、実店舗を再現したバーチャル店舗でショッピングができる「αU place」を提供している企業。
今回の基本合意書締結は、「Mocaverse」のID「MocaID」と「αU wallet」の連携により、「αU wallet」の利用ユーザーが「Mocaverse」内のゲームやエンタメ、カルチャーなどのWeb3コンテンツへシームレスにアクセスできるようにするための検討実施を目的とするもの。今後は、同連携にとどまらず、ブロックチェーンゲーム「PHANTOM GALAXIES」のNFT販売を「αU market」で実施するなど、Animoca Brandsが有するIP・Web3コンテンツと「αU」の連携も検討するとしている。
両社は双方の連携を通じて、よりシームレスにWeb3ゲーム、カルチャー、エンターテインメントが楽しめる環境を提供していく考え。