売れるネット広告社は、オルリンクス製薬の株式取得と同社のグループ参画を発表した。売れるネット広告社は創業以来、D2C(ネット通販)事業者のウェブマーケティングを支援してきたが、今回初めてD2C事業に参入することとなる。
同社は、「売れる広告」にこだわり、2,600回以上の【A/Bテスト】から導き出された「最強の売れるノウハウ」を強みとして事業を展開。2010年の創業以来、健康食品・化粧品業界を中心としたD2C事業者向けに、広告の費用対効果を改善するクラウドサービスとマーケティング支援サービスを提供してきた。
今後、企業理念「“最強の売れるノウハウ”を用いて関わるすべての企業を100%成功に導くことで世界中にたくさんのドラマを創る」の実現を加速するためには、「既存サービスの強化・利便性の向上」および「他業界への事業展開」が欠かせないと考えているという。
そこで今回、「D2C事業領域参入による事業の多角化」「D2C領域におけるノウハウの拡充」を目的として、オルリンクス製薬をグループ会社化する運びとなった。
オルリンクス製薬について
オルリンクス製薬は、化粧品・サニタリー用品・健康食品、機能性表示食品等を販売するD2C企業。2018年7月に事業参入して以来、広告運用事業で培ったプロモーション戦略のノウハウを生かしながら販路を拡大。「国内生産」にこだわった商品開発をおこない、微生物美容成分を90%以上配合した美容液「Premium Microbe Essence」、顔のたるみを引き上げる耳掛けタイプのマスク「KogaO+」などの商品を提供してきた。
今回のグループ参画により、互いの知見・経験・ノウハウの共有および両社の業績、企業価値向上を狙うとしている。具体的には、D2C事業者の視点や経験、知見をよりダイレクトに取り込むことで、売れるネット広告社のマーケティング支援サービスの質の向上などが挙げられる。
売れるネット広告社は、グループ内にD2C事業主を抱えることで【A/Bテスト】の内製化を推進。より短いサイクルでPDCAサイクルを回すだけでなく、オルリンクス製薬で成果の上がった【A/Bテスト】をクライアントにも提案することで、【A/Bテスト】の試行回数とノウハウの蓄積におけるスピードアップを目指すとしている。