BIPROGYは、電子棚札の導入にともなうシステム構築、インフラ、運用・保守などトータルで支援するクラウドサービス「BIPROGY ESL SaaS」の提供開始を発表した。
同社は、労働生産性の向上や作業効率化といった課題を抱える小売業界の電子棚札導入や、それらに向けた新たなコスト捻出、IT人材不足といった課題に対応するため、手軽に電子棚札を導入できる仕組みとして「BIPROGY ESL SaaS」を構築。煩雑なソフトウェア管理やアップデート対応なく、市場の変化にスピーディに対応できる仕組みを提供する。
また、グローバルでの実績、確かな技術力と製品開発力をあわせもつSOLUM社との協業により、長寿命で高解像度、4色表示(赤黄白黒)、高速反映といった特徴を有する電子棚札「Newton ESL」と連携。表現性が高く、より効率的な店舗運営を実現する。
BIPROGYは、同サービスを通して、従来のシステム構築・運用に必要であった設備投資や人員確保、育成の負担を軽減するほか、システムの拡張性や柔軟性、維持管理なども持続的にサポートし、小売業界の業務効率化を支援するとのこと。
同サービスの特徴は、次のとおり。
運用負荷の軽減
煩雑なインフラ・アプリケーションのソフトウェア管理・アップデート対応の必要がなく、電子棚札システムの運用負荷を軽減。
適正なコスト体系
個別開発が不要で、電子棚札システム導入にかかる初期投資の抑制が可能に。また、導入店舗数に比例した適正なコスト体系を提供する。
リモートアクセスによるタイムリーな対応
万一のシステム障害時でもクラウド型サービスで、リモートアクセスによるタイムリーな対応が可能(現地への駆け付け不要)なため、早期復旧が可能となっている。
業務活用サービスの提供
Newtonの特徴でもある LED ライトやボタン、NFC(近距離無線技術)を生かした業務活用機能をサービスとして順次提供する計画で、第1弾として「品出し支援」機能をリリース。価格表示にとどまらない様々な電子棚札のDX活用を支援する。
今後は、ネットスーパー・ECの店舗ピッキングを支援する「ピッキング支援」機能、適切なタイミングでの見切り・廃棄を支援する「賞味期限管理」機能の提供も予定しているという。