ビースタイルHDが運営する、仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関「しゅふJOB総研」は、今年から労災認定基準に追加された「カスハラ」(カスタマーハラスメント/顧客からの迷惑行為や嫌がらせ)をテーマに、主婦層を中心とする就労志向の女性にアンケート調査を行った。
調査結果概要
回答対象者に、「これまでの経験の中で、カスハラの被害者になったことはあるか」と質問したところ、合計51.6%が「何度もある」「一度はある」と回答。過半数にカスハラ被害経験があることがわかった。
一方、「これまでの経験の中で、カスハラの加害者になってしまったことがあるか」とたずねたところ、「何度もある」「一度はある」を合わせると6.8%がカスハラの加害者経験があることが判明した。
さらに、カスハラの加害者になった経験をカスハラ被害者経験の有無で比較したところ、被害者経験がある人の方がない人より、カスハラ加害者になった経験があると回答した比率が8倍近くに。カスハラ自体に敏感か否かが、自らがカスハラの加害者になっているかどうかの認識においても大きく影響していると推察される。
また、回答者全体に「顧客からどのような行為を受けるとカスハラだと感じるか(複数回答)」を聞いたところ、「大声で怒鳴られたり罵倒される」が最も多く74.7%、「長時間しつこく問いただされる」72.2%、「暴言を吐かれる」70.2%と続いた。50%を超えた項目は12におよんだ。
調査概要
- 調査実施日:2023年9月12日(火)~2023年9月19日(火)まで
- 調査対象者:ビースタイル スマートキャリア登録者/求人サイト『しゅふJOB』登録者
- 有効回答者数:637名 ※女性のみ
- 調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)