ヤフー株式会社(以下、Yahoo! JAPAN)が提供する事業者向けデータソリューションサービスは、検索データなどのYahoo! JAPANのビッグデータをブラウザー上で調査・分析できるツール「DS.INSIGHT」の新機能として、急上昇トピックやトレンドを可視化分析できる「DS.INSIGHT Trend」の提供を、2023年8月下旬に開始すると発表。
「DS.INSIGHT」では、これまで位置情報、検索データなどを基に、生活者の興味関心を可視化する「DS.INSIGHT People」、特定エリアの生活者情報や店舗・施設の来訪者情報を可視化する「DS.INSIGHT Place」、ビッグデータからターゲットのライフスタイルや興味関心を把握し、詳細なペルソナを作成する「DS.INSIGHT Persona」の3つの機能を提供。さらに、データソリューションサービスでは、Yahoo! JAPANのビッグデータとAIを活用したヒット予測モデル「商品トレンドマップ」を構築し、活用したレポートを2022年12月に公開している。
同レポート公開後に「商品トレンドマップ」を利用したいという反響があったことを踏まえ、同社は今回「DS.INSIGHT Trend」の提供を決断。同サービスは、検索数が上昇している、もしくは上昇しそうなトピックを可視化し、世の中で話題が大きくなる前のトレンド予測を実現する。なお、「DS.INSIGHT Trend」は、「DS.INSIGHT」の料金のみで利用可能となっている。
「DS.INSIGHT Trend」の主な機能は次のとおり。
1. トレンドマップ
横軸に検索ボリューム、縦軸にトレンドスコアをとり、散布図形式で検索キーワードを可視化。それぞれのキーワードが4つのライフサイクル(ネクストブレイクエリア、ブレイクエリア、ポテンシャルエリア、ブームエリア)のどの位置にいるのかを確認できる機能。また、性年代の属性別、カテゴリ別、期間別(3ヵ月間または1年間)での可視化も実現している。
2. トレンドランキング
トレンドマップの散布図のエリアごとに、キーワードランキングを表示。ランキングに表示されたキーワード別に、トレンドスコア、推定検索人数、属性割合、年代別割合などを確認できる。
3. 急上昇キーワード
1日単位で検索ボリュームが急上昇したキーワードを表示。トレンドマップとは異なり、突発的、または勢いがあるトレンドも多く出現するため、前日話題になったトピックや変化を早期に検知したい場合に有効となる。
4. メールレポート
設定したカテゴリのトレンドキーワードをピックアップして週1回メールで配信。メールの受信設定をすることで、最新のトレンド情報を知ることが可能に。