エッジAIカメラを提供するIntelligence Designは、小田急電鉄の協力のもと、エッジAIカメラソリューション「IDEA(イデア)」を活用し、新宿駅南口エリアにある「新宿サザンテラス」の通路における歩行者の通行量や属性(性別・年齢)などの人流解析の調査・解析に向けて使用を開始した。
IDEA導入の概要
今回の本格導入では、小田急電鉄が運営する新宿駅南口エリアの「新宿サザンテラス」のさらなる活性化を目指すべく、商業施設内における歩行者の人流解析を行う目的として、エッジAIカメラIDEAを設置。画像解析を行い、リアルタイムで利用者の属性情報(性別・年代)や滞在時間などの利用状況を可視化し、調査・解析を行う。
実施概要
- 設置期間: 2022年5月27日(土)~使用開始
- 設置箇所:新宿駅前サザンテラス口前通路
- 解析内容 :サザンテラス口の利用者のシルエットに基づく、通行量・属性情報(性別・年代)の計測・解析
小田急電鉄では、イベント実施による通行量の変化の調査や駅周辺テナント誘致などの目的で、これまで人力による人流調査を行っていたが、年間で平日1日、休日1日のみの流動調査だったため、季節波動などのデータが取得できず、正確に分析ができないという課題があった。また、人力で人流データの取得を実施する場合、人が張り付くため費用が掛かることに加え、24時間正確にカウントすることには限界があった。
前回行ったAIカメラ導入の実証実験では、毎年秋から冬にかけて開催されるイルミネーションのイベントに合わせて人流調査・解析をしたが、現在行っている実証実験では、年間を通してAIカメラを設置し解析するため、従来の調査では行うことが難しかった365日24時間データ取得を行い、より精度の高い人流解析を行うことが可能になるという。