SAPジャパンは、中堅中小企業が抱える業界固有の課題に対応し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するための新しいクラウドオファリング「GROW with SAP(グロー・ウィズ・エスエーピー)」を国内で提供開始した。
「GROW with SAP」は、脆弱なサプライチェーン、人手不足、資金調達のコスト増加、政治的および財務的な断絶、エネルギーコストの急上昇など、さまざまな課題に直面する世界の企業や、深刻な人手不足の課題に直面する日本の中小企業の成長を支えるために必要なソリューションやサービスを提供する。
具体的には、ビジネスの成長に合わせて拡張できるクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud, public edition」を中心に、企業の競争力を高める拡張プラットフォームである「SAP Business Technology Platform」、効率的かつ効果的なプロジェクト進行のためのツールと方法論「SAP Activate」、日本語に対応し最短4週間でプロジェクト環境を構築する「Packaged Activation Services」の提供を実施。また、チーム全体のスキル習得や適用性向上を実現するために、各チームメンバーのロールやゴールに合わせてカスタマイズされた「ラーニング」も日本語で提供する。
さらに、「GROW with SAP」は、中堅中小企業が抱える独自の課題に対応するため、「業界ベストプラクティス」を用意している。これにより、製造、小売、サービス業など、様々な業界の企業が業界固有の課題を解決し、デジタル変革の迅速な実現をサポートするとのこと。
また、SAPジャパンはパートナーに対し、クローズドSNSを活用した双方向のコミュニケーション強化や、情報相互発信の場形成を実施。2023年後半には、「GROW with SAP」の認定パートナー制度を立ち上げ、「パートナーエコシステム」のさらなる強化だけでなく、「GROW with SAP」の中核となる「SAP S/4HANA Cloud, public edition」の日本市場展開を加速させる予定としている。