楽天グループが運営するフリマアプリ「楽天ラクマ」は2023年6月28日より、銘東の「JPGOODBUY」および日本TSK貿易の「GS EXPRESS」と連携を開始した。海外在住ユーザー向けの購入代行サービスを展開していく。
JPGOODBUYは、中国など海外在住ユーザーに代わり、各ECサイトで商品を購入し、国際発送するサービス。郵便局構内に物流センターを構えている。また、GS EXPRESSは、日本のECサイトから商品を代理購入し海外在住ユーザーへ届ける越境ECプラットフォームを展開している。
2023年2月の楽天ラクマにおける越境取引数は、2022年同月と比較して約5倍。これまでも需要が高かったラグジュアリーブランドの靴・バッグなどに加え、近年では特に「エンタメ・ホビー」カテゴリーの取引が成長している。こうした成長の背景には、近年の円安や、国内アーティストの海外在住ファン増加による影響が考えられる。
今後も引き続き越境取引の需要増加が考えられる中、楽天ラクマでは連携先の拡充に向け、JPGOODBUYおよびGS EXPRESSとの連携を決めた。一次流通だけでは補うことが難しい商品を、個人が所有する物で補い、取引のさらなる活性化を目指す。