SAPジャパンは、カスタマーエンゲージメントプラットフォームSAP Emarsysに、新しいチャネルとしてモバイルウォレットが追加されることを発表した。これにより各ブランドは場所を選ばず顧客とつながることができ、マーケティング担当者は、世界中ですでに何千万もの人々が利用しているGoogle WalletとApple Walletをマーケティングチャネルとして活用することが可能となる。ブランド専用アプリの有無にかかわらず、バウチャー、クーポン、ロイヤルティカードをパーソナライズして顧客に提供することができる。
SAPEmarsysではマーケティング担当者が顧客をよりよく理解し、メール、モバイルから店頭にいたるまで、多くのチャネルで一貫性のある顧客対応を便利かつ容易に提供することを実現。ブランドが顧客ロイヤルティを向上させるために必要なパーソナライズされたインセンティブや特典を、リアルタイムにモバイルウォレットを通じて提供できるようにしている。
顧客が店舗を訪れ、ロイヤルティカードやクーポン、あるいはバウチャーを利用するたびに、ブランドは顧客を特定して彼らについてより多くを学び、オンラインとオフラインで一貫した情報を確認できるようになるという。これをもとに、より的確なパーソナライゼーションと生涯価値(CLTV)の向上を実現。さらに、Google WalletおよびApple Walletとの統合により、販売の重要なタイミングを逃すことなく、パーソナライズされたインセンティブを顧客に提供できるようになる。
- SAP Emarsys Mobile Wallet:新たに強化された機能を追加し、SAP Emarsysの一連のモバイル機能を拡張。
- モバイルアプリ内サービスとプッシュ通知:ターゲットを絞って、より的確にパーソナライズされたプッシュ通知とアプリ内サービスを提供。
- モバイル受信ボックス:取引が終わってからも、顧客にコンテンツを提供。
- SMS:自動化を利用して、オンラインでもオフラインでも、パーソナライズされた、状況にふさわしく関連性の高いテキストキャンペーンで顧客とコンタクトをとる。
- モバイルレポート:事前構築されたパフォーマンスレポートとアトリビューションで収益への影響を追跡し、全体的な投資収益率を算出して、オンラインでも対面でも、成長を推進する真の要因を明らかにする。