ナイルは、同社が運営する「Appliv TOPICS」において、ECモールに関するアンケートを実施した。同調査結果の詳細は、次のとおり。
もっとも頻繁に利用するECモールは「Amazon」
年に1回以上利用するECモール(オンライン上のショッピングモール)をたずねた(複数回答可)ところ、もっとも多かったのは「Amazon」で、全体の約7割が利用していた。次いで多いのが「楽天」で、全体の約6割に。この2社は、3位の「Yahoo!ショッピング」と大きく数字を引き離している。
ファッションやコスメを大きく打ち出している「ZOZOTOWN」と「Qoo10」は、全体の1割強となった。
年に1回以上利用しているECモールのなかで、もっとも頻繁に利用するECモールを聞いたところ、1位は「Amazon」で49.63%と、回答者の約半数がAmazonをもっとも頻繁に利用している結果となった。
2位は「楽天」で32.41%、3位は「Yahoo!ショッピング」で9.85%と続く。
「Qoo10」「ZOZOTOWN」は女性の利用者が多い
各ECモールを利用していると回答した人の男女比率を出したところ、「Amazon」「楽天」「Yahoo!ショッピング」はほぼ半々に。ただし「Amazon」「Yahoo!ショッピング」は男性が、「楽天」は女性がわずかに高くなっている。
「Qoo10」「ZOZOTOWN」「メルカリShops」は女性の比率が高いという特徴的な結果に。特に「Qoo10」は7割以上が女性という結果が見えている。「au PAYマーケット」では男性比率が高く、約6割が男性だった。
若い世代は「楽天」より「Amazon」 10代は「ZOZOTOWN」「Qoo10」の利用割合も大きい
1年に1回以上利用していると回答したECモールの割合を、年代別に出した。
30代以上では「Amazon」「楽天」の割合は30%ほどで同程度だが、20代以下は「Amazon」の割合が「楽天」を上回った。特に10代は「Amazon」41.74%、「楽天」16.35%で、Amazonの利用率が高かった。
また「Yahoo!ショッピング」は年代が上がるほど利用率が高くなるのが特徴。50代以上では20%を超える結果となった。
一方で「ZOZOTOWN」「Qoo10」は年代が下がるほど利用率が高く、10代では「Yahoo!ショッピング」と並ぶ利用率だった。
ECモール利用頻度は「月に数回」、1ヵ月の利用金額は「1万円未満」が最多
ECモールを年1回以上利用している人を対象に、もっとも頻繁に利用しているECモールの利用頻度を聞いたところ、最多は「月に数回」で30.39%、次いで「数ヶ月に1回」が24.37%という結果となった。
月に1回以上利用している人は72.49%、週に1回以上利用している人は22.91%で、買い物の手段として日常的に利用されていることがうかがえる。
ECモールを月に1回以上利用している人を対象に、もっとも頻繁に利用しているECモールで1ヵ月に使う金額をたずねた。
最多は「1万円未満」で44.18%、次いで「1万円〜3万円未満」が31.60%。3万円以上使う人は全体の約20%で、5万円以上使う人は1割未満という結果になった。
調査概要
- 調査期間:2023年6月1日~6月8日
- 調査対象:15~69歳男女
- サンプル数:1,979人
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調査方法:インターネット調査
- 調査委託先:ジャストシステム