電通デジタルは、電通、電通プロモーションプラスとともに、企業の自社EC事業の伸び悩みを解決し、継続長期的成長を支援する専門チーム「dentsu EC growth」を発足した。同チームは、EC事業のステージ(段階)に合わせた効果的な購買体験(CXコマース)の設計と、その実行・実施を一気通貫で推進し、EC事業を次のステージに押し上げていくことを支援する。
電通が2022年11月に独自に実施した「ECでの買い物行動調査」では、ECの各ステージ(初期・話題化後)によって、顧客群もユーザーの意識も変わる、ということがわかった。「dentsu EC growth」では、各々それぞれのステージにおける顧客の特徴を的確に捉えた購買体験を設計することで、「成長鈍化」や「伸び悩み」などの課題解決を支援していく。
また、同調査ではEC商品の「初期ファン」と「話題化後ファン」で、商品のどのような点に魅力を感じるかや、どのように商品の情報を得るかなどが異なることも明らかに。各々それぞれのステージに合わせたコンタクトポイント、メッセージやメディアプランを策定することで、既存ユーザーに商品を長く使い続けてもらう、あるいは、新たなユーザーを集める・増やすことが可能となる。
さらに、同調査の結果と同社が保有するアクセス可能な価値観データやメディア接触データ、プラットフォーム事業者のデータなどを統合分析することにより、より深いインサイトを導き出せるようになっている。