パナソニックインダストリーは、Blue Yonderを使用して、計画機能をデジタル変革する。同社は現在、Blue YonderのSaaSベースの統合需要・供給計画ソリューションのインダストリークラウドへの実装を推進している。
同社は、複数の企業体を集約した背景があり、以前は、事業部ごとに異なるサプライチェーンマネジメント(SCM)ソリューションを各拠点や工場で使用していた。しかし、パナソニックグループの持株会社制への移行による事業再編にともない、事業成長を加速させ、より持続可能な社会を実現するためには一体となった事業運営が必要となり、Blue Yonderに着目したという。
Blue Yonderのソリューションを活用することで、同社では次のことが可能となる。
- 計画業務の運用ルールとプロセスをゼロから見直し、最適化することで、省力化と効率化を目指す。
- PSI(生産・販売・在庫)管理を一元化し、販売計画・生産計画の精度向上、在庫最適化、ITシステムの統合による業務の標準化を図る。
Blue Yonderの統合需要・供給計画ソリューションによって、同社はサプライチェーン計画プロセスをグローバルに部門間・地域間を連携させて把握することが可能に。顧客ニーズに応えるためのグローバルな目標の調整や、資材不足の状況下での計画策定における部門間・地域間連携、AI・機械学習などに活用できる。これにより、正確で迅速なモノづくり指示を行い、在庫切れを最小限に抑え、在庫回転率を最大化し、最終的に顧客体験を向上させることができるようになるとのこと。