農林水産省は、訪日中に食体験を楽しんだ外国人が帰国後も本国にいながら日本の食を再体験できるような環境整備を図り、日本産農林水産物・食品の輸出拡大につなげていく「食かけるプロジェクト」を推進している。今回、同プロジェクトの一環で、地域の食文化・食体験の魅力を伝える「商品」の越境ECによる輸出商品化を支援するプロジェクトを開始した。
プロジェクト概要
農林水産省では、訪日外国人が帰国後も日本の食文化・食体験を楽しんだり、こうした体験をした外国人の訪日意欲を増加させたりするような、地域の食文化・食体験の魅力を伝える「商品」の募集・認定を実施。越境ECで輸出商品化を支援する。
募集期間
令和5年6月20日まで
対象となる商品要件
- 地域の食文化・食体験を訴求できる商品(食品)であること
- 商品とは、日本国内で製造・加工された加工食品(飲料・酒類を含む。)またはそれらの組み合わせ
- 輸出意欲があること
募集内容
応募商品のうち、同事業の支援対象として輸出向けに磨き上げを行う商品を、農林水産省および審査委員の審査・協議により、5から10点を想定し、選定。選定された商品は、専門家とともに磨き上げを行い、その後、商品のプレゼンテーション、農林水産省および審査委員の審査・協議の結果、優秀商品を認定する(1から3点程度を想定)。
認定された優秀商品は、同プロジェクトのウェブサイトへの掲載のほか、越境ECを通じた販売に向け、外国語表示、輸出先国・地域の規制への対応、EC掲載手続き、越境ECでのテスト販売などの支援を行うとのこと。