アリババグループは2023年4月18日、化粧品会社ロレアルと中国美容産業における持続可能性の促進を目的に、3年間の包括的提携を発表した。
これにより両社は、中国美容業界サプライチェーン全体における、870億ドル(約11兆3,000億円)規模のグリーン化の促進を目指す。それとともに、低炭素製品の開発・物流・マーケティング・消費者教育の領域で協力する予定だ。
2018年に両社は、中国で販売される全ロレアル製品に、環境に配慮した包装を使用する契約を締結した。今回の提携は、グリーン消費促進に向けた両社のこれまでの取り組みを発展させたものだ。
また、アリババは2022年7月に、消費財メーカーと共同で、グリーン消費を促進するガイダンスを発表している。本ガイダンスでは、低炭素製品の開発、グリーン施策の推進、グリーン物流の実現に向けた方法をブランドに提供。現在までにロレアルやフランスの多国籍食品グループであるダノンなど、24社が参加しているとのこと。