negociaはAmazonスポンサー広告の自動運用ツール「Commerce Flow(コマースフロー)」における時間単位での実績値取得および利用者へのレポート提示を開始した。
「Commerce Flow」は、Amazonスポンサー広告の配信をAIにより自動で改善・運用するツール。独自アルゴリズム搭載のAIエンジン「Sophia AI」により広告運用業務を自動化することで、業務効率化によるコスト削減と、広告効果のパフォーマンス最適化を同時に目指す。
広告運用のノウハウは不要。画面に沿って容易な数ステップの設定を完了すれば、AIが自動でプロレベルの広告運用を実現するという。
「時間単位での実績値取得」について
Amazonにおいて少額で運用されているセラーや、競争の激しい商品を販売されている企業の場合、広告費をより効率的に運用する必要がある。
効率的に運用するための手法のひとつとして「売れやすい時間帯のみ広告を表示すること」が挙げられるが、そのためには自分の商品がどの時間帯に売れているのかを把握しておくことが不可欠となる。
そんななか、特定の時間帯における注文数については注文履歴の時間帯から判断できるものの、いつ広告がクリックされたかはわからないため、広告をどの時間帯に表示するのがもっとも効率的なのか把握することができず、予算を集中投下すべき時間帯の判断ができないという悩みがユーザーから寄せられていた。
そうした悩みを解消すべく、「Commerce Flow」では時間単位での実績値取得に対応し、利用者へのレポート提示を開始。同レポートを通じて、各時間帯におけるページの表示回数・クリック数・購入数などの実績値を把握することで、広告予算をより有効活用することが可能となる。
時間帯調整との組み合わせでさらなる効率化
同ツールが提供している機能のひとつに、「時間帯調整」機能がある。
同社の調査によると、Amazonでは夕方以降の時間帯がもっともトラフィックが多く、購買率が高い傾向に。そのため夕方以降に1日の広告予算を集中的に投下したいものの、夕方以前に予算を使い切ってしまうといった課題を持つユーザーが多数存在した。
「時間帯調整」機能は、日予算をどの時間でどれくらい消化したいかを 1 時間単位で設定できる機能。売れにくい時間帯には、0を設定することで日予算を利用しないことも可能とのこと。
今回、時間単位での実績値レポートの内容を踏まえて「時間帯調整」機能を活用することで、もっとも売上の高い時間帯に限らずポテンシャルの高い時間帯にも広告を集中投下することが可能に。これにより、広告費が少ない場合でも最大限の費用対効果を目指すことが可能となる。