ウィナスは、運営するレシートキャンペーンクラウドサービス「itsmonレシート」にレシートの不正応募検知機能を新たに搭載し、バージョンアップしたことを発表した。レシート特化型AI-OCRの文字および画像認識機能を改修したことで、応募されたレシート画像に加えられた変更を検知し、不正と判定された応募を即時に当選対象外にすることが可能となった。
同社は、メーカー・流通小売業に向けに、ユーザーが店頭で商品購入することが応募条件のウェブマストバイキャンペーン(クローズドキャンペーン)が実施できるクラウドサービス「itsmonレシート」を提供している。ユーザーから送られてくるレシート画像をレシート特化型AI-OCRが自動的に購入判定をすることで、事務局人員による目視チェックなどの手間とコストを大幅に削減するとともに、レシート記載情報の詳細なデータの取得を実現してきた。
一方でレシートキャンペーンシステムが広く認知され、企業の導入件数やキャンペーン実施件数、応募数が増加していくにつれ、レシート画像に加工を施した不正な応募を行い、不当に賞品を獲得されるケースが散見されるようになった。
そこで、「itsmonレシート」が搭載するレシート特化型AI-OCRの文字および画像認識精度の向上と認識機能を改修し、画像に加えられた変更を違和感として検知し、これらの応募の約90%を不正応募として判定することに成功したという。
不正検知例
購入日時を加工し、同じレシートを使い回しているケース⇒不正検知率:97%
購入店舗名、店舗電話番号、購入日時などを加工し、同じレシートを使い回しているケース⇒不正検知率:95%
レシートを切り取り、一部分を使い回して別のレシートと組み合わせるケース⇒不正検知率:87%
今回のバージョンアップで、不正に加工されたレシート画像をレシート特化型AI-OCRにより自動判定し、不正な応募を自動的に当選対象外にすることで、企業ニーズの高い即時抽選型のマストバイキャンペーンをより安全・安心に実施することが可能となった。