デファクトスタンダードが運営するブランド品買取「ブランディア」は、歴史的な円安の状況を受け、2022年3月11日を起点とした前後1ヵ月の海外販売動向の変化と、今が売り時のブランド品について発表した。
ブランディアでは、2020年より海外販売を強化し高需要地域での販売によって利用者への買取金額に還元させる体制の構築を推進している。海外販売比率は2022年3月時点で29.3%と、前年同期比で約3倍に伸長している。
日本で使用されたブランド品アイテムは、品質の高さや真贋への信頼性によって、海外から高い需要を得ている。円相場が一時、1ドル=116円80銭台を付け、およそ5年2ヵ月ぶりの円安水準となった2022年3月11日より歴史的な円安傾向が続いているが、海外の利用者にとっては割安となり日本発の中古ブランド品を購入しやすい状況となっている。
そこで、同サービスの海外販売データから、3月11日を起点とした前後1ヵ月において、どのような変化があったのかを発表する。
円安前後でもっとも購入が伸びたのはルイ・ヴィトンで1.2倍に
円安の前後ではルイ・ヴィトンがもっとも購入数が伸長し、1.2倍の伸びとなった。ルイ・ヴィトンは特に欧米圏で圧倒的な人気を誇っており、その人気が反映された結果だと考えられる。
購入単価はシャネルが伸長、1.16倍に
円安の前後でブランド別の購入単価を比較すると、シャネルが1.16倍の伸びに。また、ルイ・ヴィトンも1割ほど購入単価が伸長している。
これからのブランドは、安定した人気とともに、近年価格改定による商品価格の上昇が続いているため、質の良いリユースの需要が高まっていると予想される。
自宅に眠るブランド品が円安前の1.5~2倍の買取も
円安の状況を受け、特に普遍的な人気ブランドやアイテムは買取価格も上昇している。状態やデザインにもよるが、2022年6月時点でアイテムによっては買取価格が昨年の約1.5~2倍に上昇。
たとえば、定番人気のシャネルのマトラッセ ショルダーバッグでは今年2月に450,000円ほどだった買取価格が、668,000円まで上昇した実績もあるという。
ルイ・ヴィトンでも、定番人気のダミエ柄の長財布が、2月時点で7,500円の買取が15,000円にアップした実績がある。
※査定額アップ例は現時点での実績価格。査定の時期や商品状態によって価格変更の可能性がある)