ファッションとクオリティを最良の価格でサステナブルに提供するH&Mジャパン(エイチ・アンド・エム ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパン/以下、H&M)は、よりサステナブルな古着回収サービスの実現を目指し、新たに日本国内の企業とパートナーシップを結ぶことを発表した。
同店舗では、2013年より世界中で古着回収サービスを導入し、日本でも同年より国内全店舗で展開している。古着回収サービスは、不要になった衣類をブランドや状態を問わずに回収するもので、1袋の持ち込みにつき、次回の3,000円以上の買い物で使える500円OFFのクーポンや、ポイントを提供している。
今回、同社はよりサステナブルな古着回収サービスの実現を目指し、今春から日本国内の古着リサイクル企業である、ファイバーシーディーエムと新たにパートナーシップを締結。今後、日本国内のH&M店舗で回収された衣類はすべてファイバーシーディーエムに送られ、衣類の状態に応じてリウェア、リユース、リサイクル、エネルギーのいずれかに仕分けられる。ユーザーの参加方法や特典に変更はなく、引き続きブランドや状態を問わず、国内の全店舗へ不要になった衣類やホームテキスタイルを持ち込むことができる。
同提携で、輸送などにおいて、より環境負荷や物流リスクの低いオペレーションにて古着回収サービスを行い、同サービスを継続的に日本ユーザーに提供することが可能となる。
回収された衣類について
H&Mでは、よりサステナブルなファッション業界へと変化を導くために、今ある資源を最大限に活用し、廃棄物を出さない循環型ファッションを目指して長年取り組みを行っている。その一環として2013年に開始した古着回収サービスは、不要になった衣類が決して廃棄されることなく、貴重な資源として活用されることを目指している。
古着回収サービスを通して回収された衣類は、状態に応じてリウェア、リユース、リサイクル、エネルギーのいずれかに仕訳けられ、廃棄されるものは一切ないとのこと。
- リウェア:そのまま着られる状態のものは古着として再販売される
- リユース:着ることのできないものは、リメイクされたり清掃用品などに作り変えられて再利用される
- リサイクル:リウェア、リユースできないものは、新たな繊維や自動車の断縁材などに活用される
- エネルギー:リウェア、リユース、リサイクルのいずれにも適さないものは、エネルギー生産に利用される
H&Mの古着回収サービスについて
日本国内の全店舗にて展開するH&Mの古着回収サービスは、埋め立てや焼却されるごみとなる衣類を減らし、新たな資源として再利用することを目的として、ブランドや状態を問わず、不要になった衣類を回収するもの。
古着を持ち込んだユーザーには、同店舗のロイヤリティプログラムである「H&Mメンバー」に登録することで1袋につき次回の3,000円以上の買い物時に使える500円OFFのクーポンと、ユーザーのよりサステナブルな選択・行動に対してポイントを付与するConsciousポイントが20ポイント付与される。