楽天グループが運営するフリマアプリの「楽天ラクマ」と、HITOWAライフパートナー(以下、HITOWA)が運営する靴やバッグなどの皮革製品のクリーニング・修理サービスを提供する「靴専科」は、状態が悪い商品をリペア(修理)することで使い続ける活動「りぺかつ」の推進を目的に、両サービスのユーザー665人を対象に修理に関する共同調査を実施した。
「りぺかつ」とは
物の循環を通じて廃棄の削減を目指す「楽天ラクマ」と、直すことで廃棄の削減を目指す「靴専科」が協力して、状態が悪いことで廃棄されてしまう物を、直して使い続けることを促す取り組み。
「修理サービスの利用経験」6割以上が「ない」 理由は「修理の費用がわからないから」が約3割で最多に
まず、「楽天ラクマ」ユーザー344人を対象に、「修理サービスの利用経験」について質問したところ、「ない」(62.2%)が過半数に達していた。また、「ない」と回答したユーザーに、「修理サービスを利用しない理由」について質問したところ、「修理の費用がわからないから」(35.5%)がもっとも多く、次いで「どの程度修理されるかわからないから」(30.4%)、「修理が必要な物は廃棄するから」(17.8%)となった。この結果から、状態が悪い商品についてリペアよりも廃棄を優先するユーザーは2割以下となった。
リペアサービスを利用するのは「良い物を使い続けたい」が約8割
続いて、「修理サービスの利用経験」が「ある」と回答した「楽天ラクマ」ユーザー(N=130)と、「靴専科」ユーザー(N=321)の計451人を対象に、「修理サービスを利用する理由」についてたずねた。その結果、「良い物を使い続けたい」(78.9%)が約8割を占めることが判明した。
修理される商品カテゴリは「革靴」が最多で約7割
実際にどのような品物が修理されているのか調査するため、「修理サービスを利用したことがある商品」をカテゴリごとに質問したところ、「革靴」(70.1%)がもっとも多く(注2)、次いで「バッグ」(29.0%)、「スニーカー」(10.6%)という結果となった。
捨てられない「愛されブランド」BEST10を発表
さらに、修理の需要が高く、長く使い続けられる「愛されブランド」を明らかにすべく、「修理サービスの利用経験」が「ある」と回答したユーザーを対象に、修理サービスに出したことがあるブランド名をフリー回答で聴取した。その結果、「リーガル/REGAL」(26票)がもっとも多く、次いで、「フェラガモ/Salvatore Ferragamo」、「ルイ・ヴィトン/Louis Vuitton」、「グッチ/GUCCI」(各19票)が同票で2位となった。
調査概要
- 期間:2022年3月18日(金)~3月28日(月)
- 調査対象:「楽天ラクマ」ユーザー、「靴専科」ユーザー
- 調査方法:オンラインによるアンケート
- 調査サンプル数: 665件(内訳:「楽天ラクマ」344件、「靴専科」321件)