アサヒグループホールディングスは、アサヒグループにおける新たなサステナビリティ事業を展開する「アサヒユウアス株式会社」をアサヒグループジャパン株式会社(2022年1月1日事業開始)の傘下に新設することを発表。
アサヒユウアスは、2022年1月1日から事業を開始。現在アサヒグループで取り扱っているバイオマス素材を活用したエコカップ「森のタンブラー」などのサステナブル商品の販売や、ローカルSDGsに貢献するクラフトビールなどの製造・販売する事業を通じ、それぞれの商品を通じたパートナーシップやネットワークをより強化することに取り組む。
社名は、「ユウ(YOU・あなた)とアス(US・私たち)で共創する」「ユウ(あなた)と明日を共創する」という意味を込め、アサヒ (朝)、ユウ( ゆう 夕)、アス( あす 明日)という循環から、“自然のめぐる”イメージを表現した。
現在展開している地域循環共生圏の創出(ローカルSDGs)の取り組み「UPCYCLE B」などのプロジェクトで培った知見を生かし、企業、NPO、大学、行政などのさまざまな社外ステークホルダーと共創することで、サステナブル商品のラインアップやカテゴリーを拡大させ、地域の社会課題解決、地域文化の発展に貢献することを目指す。
生活者に身近で伝わりやすいサステナブル商品やサービスを提供することを通じて"サステナブルネットワーク"の構築に柔軟かつスピーディに取り組むと同時に、新たなサステナビリティ事業を収益化させ持続可能なビジネスに育てる仕組みを構築する考え。
事業内容
①サステナブルプロダクツの開発・販売
2022年1月より自社直営のECサイト「アサヒユウアスモール」を新設する。
「パナソニック」と共創し、“使い捨て”という消費行動自体を変 革することを目標とし、使い捨てしない飲料容器として開発した エコカップ「森のタンブラー」や、丸繁製菓と共創し、国産のじゃがいもでん粉を原料とした“食べ られるコップ「もぐカップ」など。
②サステナブルドリンクの製造・販売
「ECOALF」などと共創し、次世代にむけたサステナブルなライ フスタイルを提案、地域循環共生圏を創出する「UPCYCLE B」 プロジェクトに取り組んでいる。第一弾商品である廃棄コーヒー豆を原料に使用した“コーヒークラフト”で、スタウ トビールを醸造した後に、抽出したコーヒーを加えた「蔵前BLACK」や、第二弾商品で、サンドイッチ製造で発生し活用しきれない“パン耳”を乾燥加工し原料に使用した“ブレッドクラフト”「蔵前WHITE」など。