中川政七商店は、2013年にスタートした同社のハンカチ専門ブランド「motta(モッタ)」をリブランディング。新たにブランドサイトをローンチし、オンライン販売やカスタマイズサービス、「ハンカチのある暮らし」を提案するメディアを展開する。また新商品として、ハンカチ専用の香水や畳みかたでデザインが変化するハンカチを、11月3日より販売開始した。
同社はmottaについて、デビューから約8年が経過したことで同ブランドを取り巻く環境が変化。生活者の購買には商品の機能だけでなく、ブランドを通じて獲得できる価値観がより求められていると考察し、これを提供すべくリブランディングを行った。
mottaのリブランディングは、中川政七商店とTakramが2021年10月より共同で始動した、ビジョナリーブランディングチーム「PARADE」のパイロット事例となっている。ブランドのビジョンを言語化し、ロゴ・パッケージの刷新、コンセプチュアルな新商品・ウェブサイトなどの開発が行われた。
また、リブランディングによって「mottaオンラインショップ」では、ハンカチをカスタマイズできるサービスの提供が開始された。フォントや色が選べるイニシャル刺繍のほか、モチーフ刺繍、特別なメッセージ・イラストが添えられるプリントを順次展開予定。なお、イニシャル刺繍は11月3日より開始されており、モチーフ刺繍は2022年1月、プリントは2022年3月頃の開始を見込んでいる。